令和6年度 第2回朝倉先生による「育ち」職員研修

令和6年度 第2回朝倉先生による「育ち」職員研修
趣旨新年度を迎え半年が過ぎました。
近所の幼稚園では、保育士により幼児を切りつける事件が起こったり、8月には県内の障害者支援施設(2施設)で利用者への虐待34件があり職員の18人が関与していたとの報道がありました。
前回(5月25日)、朝倉先生による身体拘束・虐待防止に関する研修を受け、改めて自分自身はもちろんですが、他の職員の支援の仕方についても気になる場面があれば、自然と「代わりますよ」などの声かけをし、利用児に対して不適切な支援にならないようチームで努めているところです。
とは言え、特性のある利用児を支援するなかで、朝倉先生に教えを請いたいという声はあがっています。
それぞれの事業所からあがっている内容について振り返り、客観視しながら学びを深める時間になるようにしたいです。
日時令和6年9月28日(土)
日程13:30 ~ 望ましい支援とは 
14:50 ~ 質疑応答
15:00   終了
場所「育ち」第2事業所
(鹿児島市坂之上7丁目22-45)
講師特別支援教育コーディネーター 朝倉 勉 先生
受講者「育ち」職員

各事業所からの質問等

第1事業所

  1. 集団活動に参加することを拒み、敢えて支援員と他児の間を通り活動を妨げることがある。
    活動の主の職員が全体に話をしている時に「みてみて」と声をかけ注意を引こうとすることがあることへの対応。
  2. 保護者からの食事支援についての相談を療育側がどこまで支援して良いものか
  3. 常に身体を動かしているのが落ち着くのか、順番を待つときにもずっとジャンプをしている。
    ジャンプをして待たせた方がよいのか…どのような対応をしたら良いのか
  4. 場面緘黙傾向であり、自分の意思を支援員に伝えることが苦手である。
    活動に参加しないまたはできないことがある。
    活動に参加したくない子への配慮の方法
  5. 常に身体を寄せてきて、スキンシップを求めて来る子の対応

第2事業所

  1. 「はじまりの会」などの着席をしておく場面で、一人の子どもが離席し、それにつられて座る力のある他の子ども達まで離席しはじめた時に、どのようなことに着目して、どちらに(最初に離席した子か、つられて離席した子か)声を掛けたり、何かしらの支援をしたらいいのか。
    (全員言語理解は可能)
  2. 楽しそうに他児と二人遊んでいるように見える状況下で、不意に相手に対してグーパンチをしたり、本人に危害が及んでいるように感じない場面でも急に他害行為を行うことがある。
    順番を待っていたり、されたくない事をされた時に手が出てしまうことには原因やそれに対する支援方法を予測しやすいが、唐突に他害行為をしてしまう児に対して事前にできる支援方法やこのような行動に対する考え方についてご助言をいただきたい。

第3事業所

  1. 発達検査を受けた方が良いか迷っている保護者への対応方法。
    年齢は年少々(3歳半)。
    保護者は今後の子育ての方向性を決めていくための判断の1つとして考えたいとのこと。
  2. 「支援達成」となり卒業を促している児童が、今度発達検査を受けさせる予定。
    検査後に再度利用を希望される可能性がある。
    どのように対応すればよいか。

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