高校生ボランティアの受け入れ

高校生ボランティアの受け入れ
8月5日(月)~10日(土)の6日間

将来、特別支援学校の先生を目指す高校3年生に発達障害の理解、福祉の世界について体験学習を通して感じてもらいました。

この生徒さんは、非常に積極的に様々なことを職員に質問し、学びを重ねていく姿をまぶしく感じる1週間でした。
また、質問に答える職員側にとっても、「人に教える」ということは、自分自身が深く理解していなければならないので、良い刺激になりました。

生徒さんからの感想

「育ち」のボランティアに参加して

私の弟は、軽度発達障害です。
3歳になっても言葉が出ず、意思表示や伝達手段に困ると自傷行為をすることもありました。
その様子を見て、祖父が児童発達支援事業所に通うことを勧めてくれました。
弟は、言語聴覚士の先生と事業所の先生方のおかげで言葉がどんどん出るようになり、友達関係も作ることができるようになりました。

私にとって弟の存在が、特別支援学校の先生を目指す原動力になっています。
そこで、まずは児童発達支援事業所に通ってくる子ども達とふれあい、発達障害について知識だけではなく肌で感じる体験学習をさせていただきたいと思い、「育ち」さんに相談し、快く受け入れていただきました。

通ってくる子ども達は、それぞれ個性があり、その日、その瞬間で気持ちや気分がくるくる変わります。
でも、先生方は、明るく優しく、でも真剣にその状況を受け止め、頑張っている子ども達をしっかり認め、支援されていました。

私は、1週間という短い期間ではありましたが、「育ち」さんで一緒に働きたいという思いになりました。
職場の雰囲気がとても良く、私が来ることで先生方のお仕事が増えてしまっただろうと思いましたが、全くそんな素振りは見せずに私の質問にも丁寧に対応してくださいました。

何より、私は子ども達がいる時間帯は、子ども達と一緒に行動していましたが、最終日に子ども達からの絵やお手紙をいただきました。
「いつ、書いてくれたんだろう」と不思議に思いましたが、先生方のさり気ないこういう温かいお心遣いにも心を奪われました。

これから大学受験を向かえますが、この時期に「育ち」さんに来ることができ、様々な体験をさせていただいたことは、これから先の私の人生において貴重な宝になると思います。

お忙しい中、本当にありがとうございました。

トピックスカテゴリの最新記事