最近、お箸に関するお悩み相談をよく耳にします。
作業療法士との個別活動ではお箸が苦手な子どもの練習として箸を使う時と似た動作を行える道具(ピンセット、トング等)や箸を持つためのベースとなるスプーンを使った活動などを行っています。
日頃の食事で普通箸を使っている子どもでも、練習の時にはエジソン箸を使って、正しい指の使い方を練習することもあります。
よく保護者様から「自宅では普通箸を使っていますが、育ちがエジソン箸を使って練習しているから、自宅でもエジソン箸を使った方がいいですか?」と質問をいただきます。
無理に今使い慣れているお箸を替えてしまうと【慣れないお箸を使う→上手く食べれない→食事自体を嫌がる】ということになるかもしれませんので、自宅や保育園ではその場で使い慣れたお箸を使って、食事は楽しく摂っていただきたいと思っています。
写真は、①エジソン箸で濡れた花紙を折りたたむ活動です。
②お箸に興味を持ってもらえるようにピンセットを使ってフェルトボールを移動させる活動に取り組んでいる様子です。
③箸を持つためのベースとなるスプーンを使った活動です。
ここでは洗濯糊に絵の具を混ぜてトロトロとした見た目や色を楽しみながら取り組んでいました。
今お箸が苦手でも、育ちで“楽しい!”“できた!”という成功体験をたくさん積み上げて日常生活に繋げていければと思っています。