実施:令和6年7月18日(木)13:30~16:00
児童発達支援事業所育ち 第1事業所として、3回目の公開療育を開催いたしました。
他児童発達支援事業所、放課後等デイサービス事業所の方々5名にご参加いただきました。
育ちの療育は、保育士等による小集団活動、小集団活動内で保育士による個別活動、セラピスト(OT、PT、ST)による個別活動を行っていますので、その様子を観察していただき、療育終了後は情報交換の時間を設定し、とても活発な意見交換ができました。
小集団活動の運動活動では、「数字の並び順を知り、数のまとまりを集めることで数の概念を理解する」というねらいの基に数の分類を行いました。
また、小集団活動の机上活動では、「指先の機能を高めながら製作する楽しさを味わう」というねらいの基にタコの製作に取り組みました。
小集団活動のなかで行う保育士の個別活動では「危険認知力を高めるとともに姿勢の保持や待つ姿勢を意識する」ことをねらいとし、運動活動時に小集団の中で個別対応を行いました。
また、「指先の巧緻性や集中力を高める」ことをねらいとし、机上活動時に小集団の中で個別対応を行いました。
PT個別活動①では、「体幹の安定化を図りバランス向上を行う」ことをねらいとし、マット運動、バランスボールを用いた体幹トレーニングとバランス練習を行いました。
PT個別活動②では、「同時処理能力向上を行う」ことをねらいとし、バランス練習、バランスボールを用いて二重課題の練習と見る力を養う取組を行いました。
OT個別活動①では、「ボディイメージの獲得と平仮名の音と形をマッチングさせる」ことをねらいとし、準備体操(片脚立位・手押し相撲・バランスボール太鼓)、前後左右へジャンプ、物の名前を一緒に確認しました。
OT個別活動②では、「スプーンや箸を持つ際の指の使い方の獲得」をねらいとし、準備体操(片脚立位・けんけんぱ)、スプーンですくう動作、補助箸を操作などを通して箸操作に繋がる、指先の運動を行いました、
ST個別活動①では、「口腔機能の向上を図ることで『ス』の発音が正しくできるようになる」ことをねらいとし、吹き戻し笛を使用した口腔機能の向上訓練、『ス』の舌の位置の確認、ストローを使用した『ス』の音の産生訓練、しりとりと行い、口腔機能の向上訓練、『ス』の発音訓練を行いました。
ST個別活動②では、「自分の気持ちを伝えることができる。伝わった達成感を味わうことができる」ことをねらいとし、ふわふわチクチク言葉、スリーヒントクイズを用いて、取り組みました。
当日、PT個別活動を行う予定だった対象児が体調不良により急遽欠席したため、実際の個別活動を見学していただくことができない場面もありましたが、PTとマンツーマンで指導案内容や日頃の療育場面でのお悩み等を共有し合う時間になりました。
いただいた感想等より・・・
お忙しい中での準備ありがとうございました。
一回の療育で集団と個別どちらも経験できる環境があり、とても良いなと思いました。
一つ一つの活動をもう少し見たかったですが、活動内での取り組み(工夫)や開始から導入までの流れなどとても勉強になりました。ありがとうございました。
昨日の公開療育、ありがとうございました。
個別療育、小集団での様子、それぞれを見ることが出来、学び多き時間になりました。
欲を言えば、五分ずつで移動で全体を見ることはできたのですが、子どもの様子や活動場面、先生方の対応の様子などが途中途中で途切れてしまったので、もう少しじっくりと見たかったです。
→ (次回の課題と致します。ありがとうございました)
先生方の連携の良さや子ども達への思い、温かい接し方、そして質疑応答の時間でもしっかり答えて頂き、充実した時間が過ごせました。
ありがとうございました。
今後とも、事業所間での連携、情報共有等、行えたらと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。