(2024/1/17 質問と講師の回答を追記)
利用児に支援をしながら、保護者様のご不安やお困りごとを聴く機会があります。
親御様がお子様に対して軟らかく温かい関わりができるように保護者様の不安軽減につながる声かけや保護者様の困りごとに寄り添う言葉かけ、保護者様の頑張りを認め労う声かけを学ぶことで、利用児に対して家庭と「育ち」が共にお子様の成長を願う関わりができるのではないかと考えます。
今回は、外部講師による保護者との関わり方について学ぶ機会としてペアレントトレーニング研修を実施しました。
日時 | 令和5年12月9日(土) 14:00~15:30 |
場所 | 多機能型事業所育ち第3事業所 鹿児島市坂之上7丁目32-59 |
講師 | 鹿児島市スクールカウンセラー 小山 裕子 先生 |
受講者 | 育ち職員20名 |
令和5年度 ペアレントトレーニング研修に関する質問と講師の回答等 2024/1/17追記
Q1 研修の中で活用されたKJ法について、もっと詳しく教えてください。
Ans:KJ法は、まず体験していただくことが目的でした。
今回、紹介・体験していただいた理由は、事前のブレインストーミングで、自由に意見を出し合い、批判せず、誰もがアイディアを出せることがポイントであり、ルールとなります。
グループの安心、安全な場所で自分の考えを提示し、より自己肯定感が増すこと、他者理解を通じて、同僚の新たな一面を知ることができる機会となります。
出された意見を分類、整理し、よりクリエイティブな解決策を導き出すことができる手法です。
ただ、時間を要することがデメリットです。
時間確保が必要ですが、それ以上の収穫をのぞめるのではないかと思い、紹介しました。
Q2 両親の関わり方が変われば・・・と感じる場面があります。
ご家庭に対して、どのように取り組んでいけば良いのか迷っています。
そのなかで、例えば親子で集まって集団レクレーションを行ったり、体操などしたいと思っています。
いかがでしょうか。
Ans:非常に良いアイディアだと思います。
特に大きく3点、「身体への効果」と「心への効果」、「親子の信頼関係づくり」への効果があると考えます。
- 体をほぐすと心がほぐれること
現在の身体の状態、運動機能の発達などもわかること。 - スキンシップを通して、オキシトシン(愛情ホルモン)が分泌され、精神的安定が図られること、ストレス耐性を高めることができます。
- 親子のコミュニケーション力を高め、信頼関係が深まること
余談ですが、親子の体ほぐしの遊びや関わり方がわからない保護者もいらっしゃいますので、家庭でのコミュニケーションアップにもつながるのではないかと感じました。
(子供時代に、親子で遊んでもらえなかった経験を持つ保護者もいらっしゃり、様々な親モデルがありますので…)
Q3 愛着障害、暴力的な言動と赤ちゃん言葉の2極化について、教えてください。
Ans:既往歴、家族の背景や環境要因、本人の診断名なども含め複合的な要因があると思います。
虐待を受けてはいないか?
または、家庭内で面前DV等にさらされてはいないか?
さらに、出来事に対する本人の反応にムラがある場合は、愛着障害と考えることができます。
その際も、ペアトレの考え方、認知行動療法を用いた行動記録が重要なカギになります。
講師より
今回、お話ししたペアレントトレーニングの考え方は、二本柱でした。
- 生活リズムの確立
最も成長が著しい時期の発育を支えるのは、健康な生活リズムが土台となります。 - 認知行動療法を用いた行動分析
(行動記録、トークンエコノミー、声のかけ方、環境調整、スケジュールの視覚化等)