1 | 趣旨 | 朝倉先生の研修を繰り返し受講し、ますます療育的視野に立った関りを意識した支援の力をつけつつありますが、攻撃性のある行動への対応や支援学級や支援学校につなぐ場合のポイント、いじめの問題等、新たな課題に直面している。 支援員の対応の仕方や保護者のニーズとの兼ね合いを含め、今後の発展的な支援方法や保護者との関係性づくりなどについて学びを深める機会とします。 |
2 | 日時 | 令和5年10月21日(土) |
3 | 日程 | 13:30~ 朝倉先生の講義 |
14:45~ 質疑応答 | ||
15:00 終了(時間厳守) | ||
4 | 場所 | 「育ち」第3事業所(鹿児島市坂之上7丁目32-59) |
5 | 講師 | 特別支援教育コーディネーター 朝倉 勉 先生 |
朝倉先生から学びたいこと
第1事業所
- 多動性が強く、活動の時間は参加するが、それ以外の時間は、自由奔放な行動をする利用児がいる。
支援員が、多動性を満足させる意味で運動(走らせる)を別室で行ったりしているが、約束を守れない(「これで終わりだよ。」という約束をしても、「あと1回、あと1回・・・」と言う)。
ルールや約束事を伝えると攻撃性が出てくる。
どのような支援が望ましいのか。 - 事業所では、ほとんど言葉を発しない利用児が、自宅送迎で帰宅後に、出迎えた母親とはかなり流暢に話をする実態があり、場面緘黙のようなにも感じる。
また先日、事業所で母親来所の状況下で面談を行った際、本人から支援員に話しかけてきた。
通常の利用では聞けないような会話を本人の方からしてきた。
事業所では声を発しない現状に対して、どう対応すればよいか。
第2事業所
- 支援学級と支援学校のボーダー等について教えて欲しい。
(指示理解、集団への参加、特性の程度など) - 支援学級・支援学校に入る利点は?
勧めるべきボーダー等について - 知的障害の程度をどう捉えるか(IQの問題ではなく指示理解やADL等)。
ADL上の指示(「こっちおいで」、「ちょっと待って」等)の理解はあるが、テスト上の指示(「○○個取って」、「大きいのはどっち?小さいのはどっち?」、「多いのはどっち?少ないのはどっち?」等)が通らないなど。
保護者のニーズや判断が第1であることを前提に先生のお考えをお聞きしたいです。
第3事業所
- 小学校から保護者へ「長縄跳びを全員参加で行うので、練習をさせていた方がいい。」と連絡があった。
伝えられた保護者から『育ち』で長縄跳びに取り組んでほしいと要望があった。
本来なら長縄跳びに入らなくても良いという環境設定を学校にしてもらいたいが、「全員参加」という理由で長縄跳びに参加している現状。
長縄跳びが上手くできない時もあり、「育ち」にて、取り組んではいるが、学校で長縄跳びをしてきた後のフォローなども含め、どのように対策すれば良いのか。