今回のコーナーは、理学療法士手作り玩具での活動を紹介します。
この玩具の遊び方は、棒についたキャップの中に鈴やフェルトボールを入れて下のキャップの位置を棒で調整していきます。
一緒になったところで棒を回して上のキャップの中の物を順に下に落としていく課題になります。
最終的に一番下のキャップに入ったらゴールです(^^)/
この課題で必要となる力は「指先の動き」「目で追う力」「目と手の協調性」が主に必要になります。
また、ゴールの所を色指定をしたり、数字を貼ってみたりすることで「指示理解」や「色認識」「数認識」など展開の仕方は様々です。
実施している遊びは1つですが、この1つの中にぎゅっと子どもたちの能力を引き出す課題を詰め込んだ玩具になりました。
自分が操作する棒の動きに合わせてキャップが動いたり、鈴が落ちていったりする様子に子どもたちはすごく楽しそうに取り組んでくれるためとても嬉しかったです。
ゴールにつくと指先を上手に使って鈴を取り出してまたスタート位置に入れて…と何も指示を出さなくても自分たちでどんどん取り組むことができていました。
就学前後のお子さんには板書に必要な能力を、未就学児には手先の動きや目と手の協調性の土台作りとして子どもたちが遊びの中で楽しくどんどん取り組める課題を提供していきたいと思います。