今回の内容は、前回の「重心」のお話の応用編になります。
皆様は普段、①や②のような公園の遊具にお子様が登る時、手助けが必要となるとどういう手助けをするでしょうか。
やはり上に登るので、お尻をしたからグッと押すように手助けするかと思います。
しかし、それだと前回の「体重を支える面」と「重心の移動」に合っておらず、保護者も大変だし、お子様も思い通りに体を使えてない状態が考えられます。
このような場合考えるのはやはり「体を支える面」と「重心の移動」です。
まず、上に登る為には踏ん張る側の足に重心が移らないといけません。
なので、重心が踏ん張る側に移ってない状態で上に押しても、保護者様の力で上に持ち上げている状態になってしまいます。
上に登るためにはまずは踏ん張る側へ重心移動をしてから上に登る動きをすることが必要になります。
そのため、写真のような踏ん張る姿勢ができたら、まずは踏ん張る側の足に重心が移動できるようにお尻の高さで横にそっと押してあげます。
その際には「こっち足で踏ん張るんだよ」と踏ん張る側の足を触って意識させてあげながら重心移動をしてあげるとなお お子様は登る時の体の使い方を意識しやすくなります。
体重が踏ん張る側にのっかる程度押してあげたらあとは「踏ん張って!」や「登って!」とお子様自身に上に登るよう促すと自然と踏ん張って上に上がれるようになります。
それでも難しい時は、少しお尻を支えてあげて登る力の手助けをしてみるといいですね。
このような「遊びの手助け」をしてあげると、遊びの中で自然と体の使い方を習得できるようになります。
次回は、バランスボールを使った「重心移動」と「登る練習」を掲載したいと思います♪