第1回目 | 5月15日(月) | 8:30~17:30 |
第2回目 | 5月19日(金) | 8:30~17:30 |
第3回目 | 5月24日(水) | 8:30~17:30 |
「育ち」では、令和5年4月1日から新卒の新米OTさんを1名、令和5年5月1日から療育の世界でのOT経験無しのOTさんを1名新規に採用しました。
その2名に先輩OTから「療育におけるOTの役割」について3日間の新規採用OT研修を計画・実施しています。
第2回目までを終えて・・・
Mさんの感想
今回の研修では、児童発達支援においてOTの立場での考え方や関わり方などを勉強させていただきました。
また、基本的な発達についての勉強も同時に行っていきました。
私は病院での勤務が長く、高齢者の‘リハビリ’を行ってきました。
私がまず戸惑ったことは当たり前のことですが「成人と子どもでは全く違う」という事です。
私がこれまで行ってきた‘リハビリ’は障害によって失った身体機能、認知機能の再獲得を目指し自宅復帰を目指す。というものでした。
児童発達支援では「まだ獲得していない機能を正しく獲得でいるようにお手伝いをする」「人とのかかわり方を遊びの中で知っていく」という事で、これまで行ってきたことと全く違う事をしてかなければらないという事が一番不安でした。
これから0(ゼロ)から学んでいこうと思いながらも何をどのようにしていけばよいのか分からずにいました。
その中で、今回のOT研修は先輩の作業療法士に専門士としての関わり方や活動の目的・意味などを質問したり、意見交換をするなどしてとても有意義な時間を過ごすことができました。
今回の研修に限らず、今後も定期的なOT同士の話し合いを通して「利用児のため」「自分のため」に知識を増やしていきたいと思います。
Sさんの感想
新採OT研修が2回行われている中で療育を行う中で必要な発達段階ごとの特徴や遠城寺式乳幼児分析的発達検査のとり方、幼児の歩行の特徴、座面・姿勢の調節、握り・つまみなどの手の動きについて学びました。
研修の中では様子が気になる子ども達を例として挙げ、見るべき視点や支援方法、道具や周りの環境設定について意見をいただき、今後の支援につなげていきたいと感じました。
また、保護者の方へ活動の様子の報告や「育ち」で今後どのような支援を行っていくかなどをお伝えする練習も行っています。
文章で子ども達の動きや様子をお伝えすることが難しく、悩んでいましたが先輩OTに添削や助言をいただくことで、より分かりやすい伝え方を学ぶことができました。
新卒採用だったため、子ども達や保護者の方との関わり方、OTとしての動き方に不安を感じていました。
業務中に保育士の方やPT、OT、STに質問する機会はありましたが改めて学ぶ機会は少なくなっていました。
その時にOT研修の機会を作ってくださり、また今後も研修を開いてくださるとのことで学びを深めながらより良い療育を提供できるよう努めていきたいです。