令和5年2月18日(土)に、外部講師をお招きして「育ち」の職員研修を実施しました。
趣旨
療育の現場では、日々、試行錯誤しながら利用児の支援を行っていますが、利用児はその時、その瞬間に様子が変化したり、環境(場所・雰囲気・人・言葉など)で変化したりします。
また、気持ちが崩れてしまうと準備していた療育への取り組みの目標が達成できなかったりします。
そのような中でも、気持ちの崩れに寄り添い、何かしらの支援を行うことで、少しでも療育に参加出来たりします。
そして、帰るときには1つでも「褒めてもらえる」瞬間を味合わせて、また「育ち」に来たいと思ってもらえるような丁寧な療育に努めています。
また、活動にはそれぞれ「意味」を持たせています。
「今日なぜ、この集団にこの活動をさせるのか」・・・集団を動かすプロである保育士・児童支 援員が組み立てた活動内容を軸に本日の療育が始まります。
今回の職員研修では、そういった支援のなかで感じる苦労や解決策に悩む声を上げてもらい朝倉先生のご講義のなかから、それぞれの学びとして獲得します。
日程
15:30~ | 職員研修 ・多動傾向の強い子どもへの支援方法 ・言葉の通じない子への支援方法 ・応用行動分析(療育の場面での行動分析) ・保護者との関わり方 ~信頼関係を崩さないための情報伝達方法や支援の仕方~ |
17:00~ | 質疑応答 |
17:10 | 終了 |
今回の職員研修では、行動分析の演習も交えて行いました。
それぞれの事業所が抱えている利用児への支援について「行動の事実」「背景」「手立て」について話し合い、結論、明日からの支援の仕方を導くことが出来ました。
さっそく、今日の支援に活用している「育ち」職員の姿に頼もしさを覚えました。