児童発達支援で言語聴覚士はこんなことをしています

児童発達支援で言語聴覚士はこんなことをしています

病院や介護施設で働く「言語聴覚士」という職業を聞かれたことがあるかと思います。
児童発達支援、放課後等デイサービスでも言語聴覚士が大切な役割を果たしています。

言語聴覚士の役割

児童発達支援、放課後等デイの事業所で言語聴覚士は、「聞く」「話す」「読む」「書く」+「食事」の五つの面で子どもさんたちの問題改善に取り組んでいます。

言語聴覚士が訓練にあたる流れ

情報収集

まず、保護者様からどういうことで困っているのかなどの情報収集を行います。

評価(検査)

子どもさんのどんなことが苦手なのかを検査し、訓練していく項目を決めていきます。

訓練(練習)

集中力が持続する時間などを考慮し、一日に10分〜15分程度の練習を行います。
練習は1人ずつ個室で行い、カードを使った言葉の練習やプリントを使って字を書く練習などを行います。
本人が興味のあるものを活用して練習に取り組んでいきます。

早期発見・早期訓練が大事

お子さまの問題は早くに見つけて、早くに練習を開始することが望ましいです。
言葉が出ないなどの問題は、一歳半、3歳の検診で発見される場合が多いです。
よく見られる問題行動には次のようなものがあります。

  • 言葉が出ない
  • お友達との関わり(コミュニケーション)が難しい
  • 一人遊びが多い
  • 落ち着きがない
  • 気に入らないことがあると叩いたり蹴ったりしてしまう
  • 集団行動の時に1人で走り回っている

低年齢の方が伸びが早く、また行動の改善には時間がかかります。
気になる点があったら問題の大きさに関わらず、お子さまのちょっとした悩みでも私たち言語聴覚士を気軽に頼って欲しいと思っています。

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